ことば

伝わるか伝わらないか

2009年6月2日 スポットライト モーツァルト 弾き続けるピアニスト 菊池 洋子 中1で師事した故・田中希代子のことば「伝わるか、伝わらないか、音楽にはその二つしかない」

好きなことを見つけた時点で成功者

「好きなことを見つけた時点で成功者」 とは、ラジオパーソナリティ妹尾和夫氏がこの日しゃべったことば。 家事をしながら聞くともなく聞いていた私は、前後の話の脈絡が分からないまま、 おもわず、そのへんの紙にこの言葉を書きとめたのだった。 そういえ…

まなぶ

2011年1月12日朝日新聞夕刊 音楽は生きる希望 87歳のピアニスト メナヘム・プレスラー この記事の中で、メナヘムさんが大切にしているというユダヤの格言について語ってらっしゃった。 それは 先生から学ぶ 自分自身からはもっと学ぶ さらに生徒に教えるこ…

2011年1月9日付朝日新聞朝刊 あめはれくもり 非常勤先生はお助けマン すずき けいこさん〔1〕 この記事の中に、このすずきさんが安定した職を捨てて非常勤になった経緯がかかれている。 高校時代に一度は封印した絵描きの夢をかなえたい。 でも美術教師と…

10曲全部を…

この日付の某紙に、ジャズ・シンガーのケイコ・リーさんの インタビュー記事が載っていました。 そこで目にした、彼女の印象的なことばを書き留めておきます。 (30代でデビューしたことについて)もし10代でデビューしていたら、 未熟者だったので、とんで…

自分を律しない自由は空虚

2010年11月11日朝日新聞夕刊 私の収穫 生活を律する 関川夏央〔3〕 (27歳で専業の書き手になって)フリーという立ち場の時間は みごとにとりとめなく過ぎる。いくらでも怠けられる。 自分を律しない時間は空虚、とすぐに身にしみた。 私がいちばんおそれて…

「知る」より「感じる」

2010年8月4日付朝日新聞夕刊 芸能欄 辻井伸行、新たな楽章へ ムソルグスキー「展覧会の絵」に挑戦 9月ツアーで演奏予定 「本当の成長 これから」 上記記事にあった辻井さんのことばが印象的だったので記しておきます。 いろんなことを「知る」というより…

音楽の3要素

仕事帰りにラジオを聞こうとスイッチを入れたら、ちょうどやっていた番組で 根本さんというゲストの方がしゃべっていた。 根本さんて誰かなと思って聞き続けていたら、どうやら、スターダストレビューの人だと いうことが判明した。(私、スタレビについては…

先生がぶざまな姿を生徒に見せることも大事

2010年7月26日付朝日新聞朝刊社会面 数学者 森毅さん死去 社会・教育・文学…よろず評論 あえて見せた「失敗」 ■ いち早く時代つかむ *** 森毅氏についてはとくに思い入れはないのだが、訃報を伝える記事の中で 印象に残ったものがあった。その一つ。 「…

野球を好きになる七つの道

2010年7月20日朝日新聞朝刊 Opinion 野球を好きになる七つの道 野球評論家 桑田真澄さん この記事は、野球のみならず、音楽の練習をはじめあらゆることに通じるかなと思いました。 記事から7つの見出しと、自分なりにまとめた簡単な要旨を記してお…

自分のもっているもの

2010年7月15日付朝日新聞夕刊 人生の贈りもの 将棋九段 有吉道夫(74) 4 (前略) 初代実力名人の木村義雄先生(故人、十四世名人)は晩年、 「年配者は若者にないものを持っているはず。 自分はそれを生かす方法はないか考えている」 という趣旨のことを…

2010年7月8日付朝日新聞夕刊 人生の贈りもの ジャズミュージシャン 穐吉敏子(80) 4 音符が楽譜にかかれている時点では、まだそこに音楽はない。 音楽が生まれる可能性があるというだけです。 音楽にできるかどうかはミュージシャンにかかっています。

作品にあらわれるもの

2010年6月13日付朝日新聞朝刊 くらし考 西陣織からなぜ自然染織家に転じたかを聞かれた 伊豆蔵明彦さんの言葉 「美術館で3人展をしたときのことです。展示したタペストリーから 目立たなければだめだ、人をけおとして競争に勝ってやろう、という 自分の気…

楽器を人と同じように扱いなさい

2010年6月12日付朝日新聞日曜版 うたの旅人 ニニ・ロッソ「夜空のトランペット」より 一部抜粋 ニニは子供たちに上達のコツをこう伝授した。 「楽器を人と同じように扱いなさい。 お風呂も一緒、夜も抱いて寝るんだよ」 *** なんだろう、もしホルンとか…

愉快に働く法十ヵ箇条

2010年5月29日朝日新聞土曜版(経済) 「磯田道史のこの人、その言葉より」 藤原銀次郎(1869〜1960)の『愉快に働く法十ヵ箇条』 1) 仕事をかならず自分のものにせよ 自分のもの、という解釈が難しい。 自家薬籠中のものにせよ、つまり完全に理解しろとい…

『みをつくし料理帖』

2010年5月28日付朝日新聞夕刊で こんなことばを見つけました。「口から摂るものだけが、人の身体を作る」 家の人に、「これ、なんの本の引用かと思う?」と聞くと、「福岡伸一?」と。 私もそのような印象を抱きました。しかし実際は、時代小説の言葉なので…

マチヅモ

伊藤計劃『虐殺器官』を読んでいると 「マチズモ」という言葉にでくわした。一見、ムダヅモとかと同じカテゴリーの言葉かなと 思ったが、そのような場面ではありえず、 家に帰って調べてみたら、マッチョな、とかいう 意味だった。やっぱ作家さんは語彙が豊…

いいことば

2010年4月26日朝日新聞夕刊「仕事中おじゃまします」 イラストレーター 安西水丸さんのことば世界で一番描くことを好きなのは自分、と信じて続けてきた。 うまいかどうかは別にして、その自信は揺るがなかった。 描く人が絵を好きで、楽しまなければ、 見る…

和太鼓のリズム

2010年4月12日朝日新聞夕刊「仕事中おじゃまします」 太鼓奏者 林 英哲さんの記事より(前略) 82年にソロ活動をはじめると、 華やかな上拍子と一定のリズムを刻む下拍子を ひとりで打ち分けるソロ奏法を編み出し、 多種多様な複数の太鼓を使った独自の演奏…

2010年4月3日朝日新聞朝刊「ラジオアングル」ジャズピアニスト 板橋文夫さんのことば「クラシックは、1音1音、作曲家が、 この音でなければならない音を必死に書き連ねている。 大変なのは、それを省略していいのかどうか判断ができるまで、 譜面通りの…

うごきとことば

2010年1月27月朝日新聞朝刊スポーツ欄 フィギュア四大陸選手権今日開幕 真央 ジャンプ好調 科学的分析「まだ伸びる」 この記事で、中京大の湯浅教授の分析が紹介されていました。 以下引用です。 *** 引用はじめ 湯浅教授の分析によれば、スポーツ選手は…

考えさせられたことば

2010年1月10日 朝日新聞 試合・舞台 そして日本人 岡田監督対談第3回 VS. 野田秀樹さん野田:こちらのことを信じてくれている役者にはしゃべりやすい。 役者の不満が聞こえてくるのは結局、 役者が演出家を信用していない時。信頼関係が崩れた瞬間に言葉が…

自分を短所まで好きになれ

2009年9月5日朝日新聞 be 勝間和代の人生を変えるコトバ 自分を短所まで好きになれ この記事中にもあるが、「短所は長所の裏返し」である。別のコトバに「自分を愛せない人は他人も愛せない」というのもある。でも、ここで言っているのは、認識のしかただ…