2010-06-13 作品にあらわれるもの ことば 音楽 2010年6月13日付朝日新聞朝刊 くらし考 西陣織からなぜ自然染織家に転じたかを聞かれた 伊豆蔵明彦さんの言葉 「美術館で3人展をしたときのことです。展示したタペストリーから 目立たなければだめだ、人をけおとして競争に勝ってやろう、という 自分の気持ちが見えたのです。なんていやらしい…」 作品にはやはりその人となりが如実にあらわれるのだろうか。 ならば、演奏にも当然、あらわれるはずだ。そこに現れる自分の気持ちとは…? そう考えるとまったく自信がなくなってしまう。 本当に悲しい。