「知る」より「感じる」

2010年8月4日付朝日新聞夕刊 芸能欄
 辻井伸行、新たな楽章へ ムソルグスキー展覧会の絵」に挑戦
 9月ツアーで演奏予定 「本当の成長 これから」



上記記事にあった辻井さんのことばが印象的だったので記しておきます。


いろんなことを「知る」というより「感じる」時間が僕には必要


レベルもスケールもめちゃくちゃ違うけど、私にもきっと必要だろうなと思います。


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この記事の中には、お母さんのいつ子さんが、よく辻井さんをつれて
美術館に行き、そこで作品の色合いや表情を語り、辻井さんはそれを「心の目で見る」
ということを紹介していた。


クリムトが好きなそうだが、言葉だけで喚起される彼の心の中のクリムトって
どういうものなのだろうと思った。いまマッサージしてくださる方も全盲だが
「きみどり色が好き」とおっしゃっている。その「きみどり」はどんな色をしているのだろう。