巨龍中国「大気汚染」/瀋陽駅

●NHKスペシャル 巨龍中国を見た。この日のテーマは「大気汚染」。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586897/index.html


冬の北京になんどか行ったけど、確かに青空を見ることがなかった。

中国の朝は、軽食を売る屋台の湯気なのか、ぼおっとかすむイメージがある。
なんかそれはとても中国らしいというか、日本にはない光景だなあと感じた。

それがやがてスモッグとなり、昼間になっても薄暗いままだ。
たぶん、私が行っていたころより、もっと汚染は進んでいると思う。

子どもたちのために立ち上がった武漢の主婦達。
しかし何度訴えても聞き入れない企業や地元政府。
はるばる北京まで陳情に行っても、地方政府に言えとけんもほろろに追い返される。
訴訟を起こそうとしても受理すらしてくれない。

この巨竜シリーズ、見るたびにやるせなくなってつらい。
特にやるせなかったのは、これまで主婦達を追っていたカメラが、
大気汚染の元凶である工場で働いている労働者を映し出した時だ。

工場が止まり、青空が戻った。
でも未払いが続き、労働者は困窮している。
もともと農地が広がっていたが、後に残されたのは汚染された土壌。

労働者は言った。「節約から贅沢に移るのは簡単だがその逆は難しい」と。
日本語字幕を写したわけではないので一語一句正確ではないが、そういう意味の言葉だった。
あとで調べてみると「由俭(jiǎn)入奢(shē)易,由奢入俭难」だった。

農業収入じゃやっていけなくて工場に勤め、給与を貰うようになると生活が潤う。
子どもたちにもちゃんとした教育を受けさせることもできるようになるだろう。
時にはちょっと贅沢をして暮らしを楽しむ余裕ができた。

でも、それはすべて広がる青空と引き替えだったという悲しい現実。

日本は何十年もまえにそれを克服したはずだから、
彼らに対して、中国に対してできることもたくさんあると思うのだけど。


●この日付の朝日新聞日曜版GLOBE「駅の物語 交わる日中の「重い歴史」と夢」

記事によると李香蘭遼寧賓館で初めてステージに立ったんだそうだ。

あと、同じGLOBEに出てた「連帯経済」にも興味あるよ。
でも人との付き合い方がヘタな私にはもしかしたら向かないかも。



●今日の昼食:餅ピザ
いまごろ鏡開き(ほんまは1/15)。
そして夕食の鍋のあとはあびこ観音の厄除け饅頭を食べた(ほんまのベストは2/3)。
年末の大掃除はまだできていない(ほんまは〜2/30ごろまで)。
なんか行事の順番がバラバラだ。


Cpicon もちピザ簡単♡フライパンで by みっきい☆☆