歩の正しい字は步。ほか直・真

立ち聞きした話。「歩」の正しい字は「步」で、昔は「捗」の右側も「歩」と書いてたけど、のち「捗」となった。ただ「頻」はそのまま。
→のち、というのは私のうろ覚え。たぶん、何年とか具体的なことを言うてはったと思う。


このことは、私自身もいぜん台湾の繁体字では「步」ということを知ったので、『新字源』を調べてみたら「教育漢字は字画を誤った俗字による」と書いてあったのを確認した覚えがある。


あとは「直」。これも繁体字では「值の右側」(なぜか簡体字繁体字の「zhi2」が出ない)なので、こっちのほうがもともとの字形ではないか。『新字源』ではこの字は出ていないが、字の成り立ち自体が、「もと、目に直線(十は変わった形)をそえて、まっすぐに見る、ひいて、まっすぐ、「ただちに」の意を表す」とある。


わからないのは「真」。簡体字繁体字も目と直線がくっついている形。だから繁体字の方がもともとの字形だと思うが、『新字源』では「眞」しかでていない。