お気に入り俳句&短歌

この日付の朝日新聞朝刊「俳壇」「歌壇」より

・遺されし猫の貫禄楸邨忌(群馬県 酒井さん)
→ということは飼い主は無くなったのだろうか。

・雷落ちて犬は座敷に駆け上り(松戸市 をがはさん)
→チョビを思い出す

・白夜かな猫ら共々大地讃頌(ドイツ 洋子さん)
金子兜太評:洋子氏。下六音が韻(ひび)く】
沈まぬ太陽にねこは落ち着かないのか

・コンビニのなかった頃を思い出しどうしていたのか思い出せない(守口市 小杉さん)
→私はパソコンやネットのなかった頃が思い出せない。それどころかテレビすら無かった頃もあった。

・母親に添ひし十二の赤ちゃんガモ今日は十一羽誰(た)が数えても(郡山市 渡辺さん)
→一匹減ってしまった。なんかのCMのライフセーバーが1人減ってしまったという指摘を思い出した。

・テスト中部活は休み眠ってる音楽室を起こさず帰る(富山市 松田さん)
佐佐木幸綱評:第三首、音楽室に擬人法をもちいた意外性に注目】
→これはわこちゃんの方。彼女らはもう常連だけどこれはぜひ書き留めたかった。

おまけ
・おつきさまみたいにママがやせたのはおばあちゃんがもういないから(奈良市 山ぞえさん)


これは佐佐木幸綱選だが、高野公彦選に以下の句があった。
・祖母と寝る今日が最後の夜なのにドライアイスが冷たく隔てる(奈良市 山添さん)


親子なのかも。ということは山添さんの「祖母」は本人のお母さん? それともほんとに山添さんのおばあちゃんで、「山ぞえさん」にとってはほんまはひいおばあちゃん?