スポーツでもケガ防止

この日の朝日新聞土曜版に、

けが防止探るスポーツ界  体力向上兼ね予防策  迫られる社会的責任


という記事があり、興味深く読んだ。いま一番心配なのはむしろ柔道のほうだが、ここで取り上げられていたのはサッカーやプロアイスホッケーリーグ、プロフットボールリーグなどの取り組みであった。
(バスケの子供版のURLも紹介されていた↓)
http://www.japanbasketball.jp/news_detail.php?news_id=1878



面白いのは、いわゆる「ケガ防止」=「準備体操の必要」をうたうだけだとアカンということで、サッカーならサッカーで、直接サッカーの技術向上のためのトレーニング要素を入れるのがポイントというお話であった。


確かに、自分の体験から言うと、体育の前の準備運動なんて「かったるい」以外の何者でもなかったし、(若い頃にもっと体に対する気配りや関心があれば現在のいろいろなトラブルは防げただろうけど、若者ってそんなもんだよなと思う)、まあ私はせいぜい学校の「体育」の授業レベルの話だけど、部活とかクラブとかで「もっとうまくなりたい」と思う子たちには、「こうするとケガしないよ」と言うより「こうするとサッカーもうまくなるよ」と言うほうがよっぽど効果的だろう。


そういう、スポーツをする側の「向上心」をうまく利用する方法もなるほどなと思ったし、また、主催側・スポンサー側も「ケガを防ぐ責任」てものを考えるようになったという視点も新鮮だった。


記事にもあるように、「スポーツにけがはつきもの」という意識を覆すことがほんとの意味でのケガ防止だと思う。そしてそれは音楽にも言えることで、「猛練習=故障はつきもの」、あまつさえ「故障するくらい練習するのが偉い」みたいな考えを変えていかなきゃと思ったのであった。