立ち読み、身体のこと、そして雪国のねこ

昨日の話だが、ちょっと気分転換したくて、仕事帰りに久しぶりに立ち読みした。


まず読んだのはコレ。
(↓の画像を検索するときにウッカリ「年収300万」でキーワード検索したら出てこなかった)

年収150万円一家 節約生活15年め

年収150万円一家 節約生活15年め


著者には悪いが本代も節約しちゃった。でも、森川弘子さんの前二著はちゃんと買いましたよ! SF作家である旦那さんの作品も家にいくつか有るし、大阪に住んではるというし、年齢的にも近そうやし、なんか、この本を読むと親近感が生じるというか、とっても励まされる。


だって、たとえば「年収300万円時代を生き抜け」といわれても、書いた人が年収300万じゃなさそうだったら、なんか冷めてしまう自分がいるし(いや森永さんの年収しらんけど)、とくにこういうお金に関するネタは、どうしても読みながら「じゃああんたはどやねん!」とまぜかえしてしまうからなあ・・・。


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前2著を見てて、とくに献立なんて、この森川さんの器用さというかマメさにほんとうに敬服し、同時に私みたいな面倒くさがりやにはとうていマネできないな、なんて思ったりもしたけど(そのうえ、森川さん自身は、自分は本来マメなほうではない、ということを述べてあって、もしほんまにそうならなおさらすごいと思う・・・)、でもこの新刊に書いてあった「昭和の生活」ってのは、ほんとに素直にうなづけた。いままさに半分はそんな生活してるし。



特にこの冬。前著「年収150万一家」にあった、とにかく寒かったら上になんか着る、というのを実行し、ゆたんぽをおともになんとかやり過ごしている。太陽熱発電とかど〜んと設置できるような財力がないと根本的な節電なんてでけへんやろ、って思ったけど、でもこの2月は湯たんぽを増やしただけで、2月分5566円で済んだ。前年同月が9954円だったし、ガス代は4819円から6057円に増えたけど、でもそれを相殺しても3000円は節約できたんやから、食費を1円とか10円単位で節約するよりも、効果が顕著で、とても嬉しい。


寒さに弱い私がここまでできたのも、彼女のマンガで「寒けりゃ着ればいい」という当たり前のことに気づかせてもらったからこそ、だ。



それと、前の作品ではまだ保育園だったこはるちゃんももう小学生になっている。年収150万の家に生まれながら、フランスに行ってる幼児なんて、なんか意外ではないか! 大きくなったらどんな子になるんだろう。ぜひ、幸せはお金じゃないよ、ってことを、証明してくれるようなステキな女性になってくれればなあ、と思う。


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ここまで堪能して、さすがにおなかがすいたので家に帰ろうと思ったら、出入り口でこれを発見!

弱った体がよみがえる 人体力学

弱った体がよみがえる 人体力学


ぱらぱらと見てみたけど、肩こりなどいろいろな症状に対してストレッチなどの効きめがある運動を紹介しているのはけっこうあるけど、これは、原因となっている体のねじれと、その対処法が、骨格から筋肉から解剖学的にとてもリアルにわかりやすく書いてあって、ちょっと欲しくなった。


いま「自分」ローンで飛行機代を分割払いしているので、これを払い終わったらまたお金貯めてこの本買いたい!、と決意しながら帰途についた昨日一日でした。


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おまけ:この日(2月16日)付の朝日新聞夕刊文化欄にときたま連載しているエッセイと関連して、「雪に埋もれつつ正月はゆく」という酒井三良という人の絵が掲載されていた。

http://www.khmoan.jp/wp-content/html-1/y-2010/ex-098.html


こういう、ささやかなほんわかした暮らしの中に、さりげなくねこがいるっていいよね。