第二の家

北京の先生に電話をすると、私が送った手紙をまだ見ていないから答えられない、ということで、
また後日、改めて電話することになった。


そのあと、先生は日本の状況を尋ねた。私は西日本は大丈夫だから、ともう一度答えた。
そしたら、これよりもっとひどい状況になったら、あなたに北京行きの日程(夏に行く予定だ)を繰り上げてこっちにきてもらおうと思っていた、宿代も出すから、北京を第2の家だと思って欲しい、と。



私は先生の気持ちをとても嬉しく思い、同時に、なんだかとても可笑しくなって、はははと笑った。先生も電話口の向こうで笑っていた。その笑い声を聞きながら、なんて中国語で表現して良いか分からなかったので、とにかく、自分のもっているつたない語彙で、いっしょうけんめい、先生に感謝の気持ちを伝えた。