緊張をほぐす


2011年1月28日朝日新聞朝刊 科学欄
 「お守り握れば安心」と自己暗示/テスト前に不安な気持ちつづる
 受験時 緊張ほぐす必勝法


時節柄、入試に備える受験生向けの記事も増えてきた。
緊張がゆえに実力が発揮できない、という状態を「テスト不安」と呼び、
それが1950年代から心理学の研究テーマになっていたなんて知らなかった。


「緊張しい」の人がどうしたらそれを克服できるのか、というテーマは
私にとっても長年の研究?テーマになっており、興味深く読み進めた。


とくにこの一言がよい。

緊張しやすい原因は性格ではなく物事のとらえ方。それを変えれば、リラックスできる。

生まれつきの性格じゃないのね、と思えば気持ちもかなり楽になる。
そこで、つぎに「とらえ方」を変えるのが「認知療法」と呼ばれるものだ。


もちろん、小さい記事なのでそんなに具体的な方法は載っていないが、以下の3つが挙がっていた。


1)お守りを持ったりして自己暗示する。それでも緊張したら、「みな同じ。少しぐらい緊張した方が実力が出る」と考える。


2)テスト前に不安な気持ちをつづる


3)失敗しても自分の価値が下がるわけではなく、家族から守れられていると安心感をもてるようにする


うち、3)はまわりの人の心構えとしてあがっていた。でも、たとえば演奏だったら
自分の演奏を聞いている人は批判的ではなく、私を応援してくれている、という気持ちを持つ
というふうに自分の心構えとして応用できるなあと思う。