浮世絵猫づくし


2010年6月13日朝日新聞朝刊 読書欄
 江戸猫 浮世絵猫づくし 稲垣進一・悳(いさお)俊彦著


有名浮世絵師のねこの絵をあつめた本ということだが、その紹介に


  美女と猫、芝居をする猫、三味線を弾く猫、猫じゃ猫じゃ踊りをする化け猫…
  さまざまな見立てがにゃんとも楽しく、粋。


とある。


三味線とねこって…。同族じゃないか??
猫じゃ猫じゃ踊りって…?


疑問はつきない。しかし、浮世絵の猫ってなんか不気味で、
あんましかわいくないよなあと思う。
日本画の猫はいいけどね。


中国のこどもむけの挿絵のねことかも、ちょっと恐いものが多い。
だから、ひょっとして中国の「かわいい」って基準が違うのかな、なんて
思ったが、のちにキティなどが爆発的に流行った時に、
このようなキャラを見てはじめて、「ああやっぱ、こんなのこそかわいいんだ!」と
中国の子も気づいたのかな、なんて思ったりした。



江戸猫 浮世絵 猫づくし

江戸猫 浮世絵 猫づくし