お気に入り短歌&俳句、読書

●この日付の朝日新聞朝刊「歌壇・俳壇」より
・足裏の冷たい猫が床に入り膝の「く」の字の内側に寝る(東京都 伊東さん)
→「く」の字がいいなあと思う。よく枕を占領されたり、上に乗られたりというのを見聞きするけど、このねこは足元に寝てるのね謙虚。

・拾はれし子猫は犬と眠りけり(松江市 三方さん)

・吾輩も猫に成りたや冬日向(柏市 藤嶋さん)
大串章評:第三句。日向ぼこをする猫は気持ちよさそう。夏目漱石の「吾輩は猫である」を踏まえる】

→3つめの「日向ぼこ」もなんとなく寝てるイメージ。だから3つとも寝ているねこが題材になってるのでは。冬の寒さに、まるまってぬくぬく寝るねこの様子は心をあたためるのだろう。




●読書欄
・深読み日本文学
まえがきのみ電子書籍をたちよみ。文学役に立たない?という質問に堂々と反論。ひいては、文学に限らず、歴史などの大学内の人文科学系の学問も同じようにその必要性をどうどうと主張できるヒントがあるのではないかと思う。

・セトウツミ
なんとなくはしってたマンガ。映画化されたっぽいというのも知ってた。
でも書評をよんで、最後まで読みたくなった。ほんとうにそんなラストなのか。

(書評)『セトウツミ』全8巻 此元和津也〈著〉
https://www.asahi.com/articles/DA3S13345152.html