お気に入り俳句・短歌

この日付の朝日新聞朝刊「俳壇・歌壇」より

・大百足(むかで)妻を女に戻しけり(西海市 前田さん)
大串章評:第三句。「きゃー」という女性らしい声】

・パソコンを脅かすものはたたがみ(東京都 藤森さん)
稲畑汀子評:一句目。パソコンを使っている時に雷が鳴った。普通でも怖いのに加え、停電しないだろうかと戸惑う作者】

・コンビニの窓を拭く掌(て)は母国語の歌に合わせてワイパーになる(静岡市 菅沼さん)

・茅一本もらって帰り輪をつくる猫は元気に夏越(なごし)の祓(はらえ)(東京都 松本さん)
→この句をみて、みよさわやすしが話した自分の妻の思い違いを思い出して笑ってしまった。それは茅の輪くぐりの話題のとき、奥さんが「これに火つけんねんね」と言うたという話。