お気に入り短歌&俳句

●この日付の朝日新聞朝刊「俳壇」「歌壇」より

・オムレツにも卵焼きにもなれぬままアジのフライのつなぎで終わる(福岡市 東さん)
→くすっと笑いつつ、どことなく哀愁がただよう句。この人は卵の気持ちにまで思いをはせているんだなあ。
家の人がよく「鶏の唐揚げ」を鶏目線で「鶏の唐揚げられ」とかいったりという言い方の「あそび」をするんだけど、なんか通じるものを感じた。


・雪の日に猫背でコタツに入る僕あの曲に出る猫よりも猫(仙台市 戸塚さん)
→「ねこ背は治る!」という書名の本があり、ときどき新聞の一面に広告が載っているんだけど、いつも「ねこ」に反応して「ん、ねこの本!?」と目を向け、「ああねこ背か…」と興味を失うということを毎回繰り返している。

・蜑町(あままち)の戸毎に猫の日向ぼこ(神戸市 池田さん)
→「蜑町」ってなんだろう。これで検索したが分からない。「蜑」はATOKの漢字情報では「あま むし」とでた。和からない。わからないまま、各戸の前にねこがねている風景を想像する。想像してるけど、どこかわからないから風消えも想像できない。でもねているねこはかわいくてのどかだ。


●この日付の朝日新聞朝刊「折々のことば」より
・アフロでもかどは痛いんじゃ(受験生の暗記法)
→鷲田さんの解説をみてなっとく。G8のメンバー米仏露加独伊英日の覚え方だって。日本だけちょっと無理目。

鷲田さんはほかにも「苺パンツの明智光秀」(1582年本能寺の変)を紹介していた。
日本史は高校ではやってないからこの語呂合わせは私の記憶にはない。
一方、履修していた世界史では、その勉強時間の多くを年号の語呂合わせづくりに費やしたような気がする。

ごろあわせのオンパレードは理科にもあった。地学では友達が塾で教えて貰ったという岩石の名前の覚え方。下品だったのですぐ覚えた。後者はポピュラーな「水兵、リーベ」ではなく、進研ゼミかなんかについていた、岩石の名前よりさらに下品な語呂合わせで覚えてしまったので人前では言えない。

こんな覚え方って、欧米や中国・韓国とかにはあるのだろうか? それとも日本だけ?