横浜から妹が
ひさしく忘れていた「家族」や「先祖」という存在を思い出させてもらった数日後、横浜から妹が来た。貴重な大阪行きの一日を、私のために費やしてくれたのだ。
朝の10時過ぎ、電話が入ったので妹を地下鉄まで迎えに行く。あ、きたきたと思って改札に近寄ると、知らないおばちゃんに何かを聞かれ、改札の駅員のところまで誘導している。外にでてきた妹に、「地元民でもない癖に何案内しよるねん」と言うと、「しゃーないやん」と答えた。
そしてうちの部屋に入った第1声、「すごいきれいにかたづいとるやん!!! 床が見えとる!! どうしたん?!」
床が見えるだけでこんなにほめられる私ってどやねん、と思うが、高評価でよかった。崎陽軒のシューマイをもらう。節電中だが、「クーラー、私はいつもつけてないけど、無しじゃダメ?」と聞くと、返事は一言、「無理」。それで昼間っから部屋を閉めきり、クーラーONに。まあ、お盆時期は工場も休みのとこが多いからエエか、と思いつつ。
その日はインデザインの前に二人で陣取り、雁首つきあわせて、あらかじめメモしておいた多くの疑問をぶつけていった。私はショートカットが使えず、そのたびにやり方を習うが、すぐ忘れてしまい怒られたりした。でもさすが、仕事で使っているだけあって、私が出す質問にあれやこれやトライしつつ、なんとか解決していってくれた。
そのあと、近所のイタリアンレストランでちょっと遅い昼食。二人でパスタセットとピザセットを頼んで半分こした。グラス2杯ずつのアルコールを飲んだら、会計の時に「よく飲みますね」と言われてしまった。
帰宅したらちょっと残りの問題をさささっとかたづけ、新幹線で帰る妹を新大阪まで送っていった。たった数時間の滞在だけど、何年ぶりかに会って、元気そうでほんと安心した。
★ベタだけど、と言いながら妹がくれたみやげ。いやいや、美味しくいただきました。ほんとありがとう!!
〈横浜〉崎陽軒・シウマイ(6箱入) |