嬉しかったこと

仕事帰りに阿倍野区民センターに寄って、自分が託したイベントチラシがちゃんと置いてあるかいちいち確かめに行った。前回のときは、なんか奥の方のスペースに、他のチラシの影に半分隠れてるように置かれていたので、悲しかったからだ。


さっそく、奥のスペースに行くと、無い。私のチラシ、置いてない??? 他のチラシの影になっているのかな、と思ってみんなめくっていったが、やっぱり無かった。少し悲しい気持ちになって、帰ろうとすると…。


なんと、入り口に近い方の目立つスペースに置いてくださっていたのだ!!
まだ、ぜんぜん申し込みの連絡もなく、これは取り消しかな、と思っていたときに、
この配慮が嬉しくて、思わず、涙がでそうだった。


もし、誰も集まらなくても、このスペースを利用して、何か小さなことからこつこつとやっていこうか、と小さな決意を固めた。


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その帰り、ふと思いついて、まっすぐ天王寺駅にもどるのではなく、ここからてくてく美章園駅まで歩いてみることにした。センターの前の大きな道路をひたすら西に歩いていけば、やがてJRの線路にいきあたるはずだ。


その前に地図で確認し、上空を走る阪神高速に沿っていくとどんどん遠ざかってしまうことが分かったので(というか地図を見なくてもそういうのが分かるようになりたいもんだが)、いったん北側の道路に渡り、歩き始めた。



この道(なんて道だろう?)は緩やかな下り坂になっていて、歩き始めてしばらくしたら、あの辻調理専門学校を見つけた。ああ、こんなに近いところにあったなんて!!! (頑張れば家からも自転車でいける距離)


テレビでやってた、プロの卵である学生が作るすごい料理が格安で食べられるという学園祭?のポスターも貼ってあった。よかったら一度行ってみたいものである。


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しばらくすると、我孫子筋にいきあたる。JRより先に我孫子筋がくるのがすごく妙な感じ。うちのところは、長居でクロスしたあと、我孫子筋の方が西にきているから。


大きなマンション、小さなお店、通り過ぎる近所の住人たち…。不審者のように周りをきょろきょろ見渡しながら、この阿倍野界隈の暮らしをなんとなく空想してみる。


やがて、高架の下にびっしりお店が詰まっている?昭和の香り漂う美章園駅にたどり着く。わーわーきゃーきゃーいいながら階段を昇っていく小学生の後ろからついていくように、私も美章園駅のホームへ。


がらがらの電車からいまさっきまで歩いてきた町並みが見えた。一度歩いただけなのに、なんともいえない親しみを感じたのだった。



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おまけ:↓ 私がこれまでみたなかでいちばんかわいいリスの写真。
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