日本語が亡びるとき

2010年10月30日朝日新聞朝刊 読書欄 ゼロ年代の50冊
 【本格小説】時代の光と影描く日本版『嵐が丘
 【日本語が亡びるとき】〈国語〉の行く末を憂う

本格小説(上) (新潮文庫)

本格小説(上) (新潮文庫)

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で



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水村美苗氏の後者の本は、発売されたときによく記事にされたので、
よく知っていたが、同じ著者が小説も書いていたんだ〜と
これを読んで、改めて思った。


この『本格小説』という題名も、『日本語が亡びるとき』と同じく
とても挑発的なもので、ちょっとだけ「ふ〜ん」と思ったような気がする。
しかし、同じ人の作品としてこうやって並べられると、また違った意味で
目を引くな〜と、記者さんの目の付け所に感心した。
(この前の連載記事『百年読書会(だったっけ)』もとってもおもしろかったが)


私はまだそのどちらも読んだことは無いが、だいたいは「初見」なんだけど、
たまには、こういう「ガイド」付きでひもといて見るのも、またよいかもしれない。



補:またこの日の新聞には、野沢那智さんの訃報も載っていた。