『MM9』読了
このMMは、マリリン・モンローではなく、モンスター・マグニチュードである。
地震に使われるマグニチュードのように、怪獣の規模の大きさを表す。
MM9は史上まれに見る大きさということになっている。
実はこの山本弘『MM9』はドラマ化されており、先にドラマを見てから、
原作の小説が家にある、ということを知った。ドラマを数回見てから読み始めた。
設定はそのままだけど、ドラマはだいぶん変わっている、とは聞いていたが、
確かにそのようだ。久里浜・室町・亮・藤沢とか、顔を思い浮かべて
読んでしまうし、小説にはないキャラがテレビでは重要な役割を果たしていたり、
わりと、テレビドラマを作った人らが、山本弘の設定の上で、自由に遊んでいるような感じ。
それに、小説の最後に、まるでドラマ化を予言するような会話もついているのが
どきっとした。
解説を読むと、ほんまに「知る人ぞ知る」というような細かいところが
小説に満載のようだが、「知らん人は知らん」側の私でも、
十分に楽しめました!
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