こまはこまめに
2010年8月30日付朝日新聞夕刊
仕事中おじゃまします 三味線プレーヤー 上妻宏光さん
革命児が届ける 生の体感
この方のお名前を「うえつま」と入力して変換したのですが、
記事には「あがつま ひろみつ」と書いてありました。すみません。
三味線奏者と書かず、「三味線プレーヤー」と称してらっしゃるところに
ある信念が感じられます。
また、この名称は、二胡奏者にも応用できますね。「二胡プレーヤー」。
何かのチラシで「バイオリニスト」とかから援用したらしい「二胡リスト」
という名称を見て思わず爆笑してしまったことがあります。
まあ気持ちは分からんでもないが、じゃあなんて言うのか。
「トランペッター」に準じて「二胡ッター」も変だし。
思考はここで止まっていたのですが、「二胡プレーヤー」とすると
しっくりするのではないかと思いました。
いや、ここで書きたかったのはそんなことではなく、
この記事の隅っこにあった写真とそのキャプションでした。
それによると、
津軽三味線の撥先はべっこう。
弦を支える駒は、いつも10個ほど持ち歩く。
「会場の大きさや気温、湿度、楽器の編成などで使いわけます」
と。そうか、二胡の蛇皮より、三味線の猫皮のほうが、
管理がもっと大変なんだろうなあ、と。
私は、駒はそれなりに選ぶけど、そこまでこまめな調節はしていませんでした。
でも、それも必要なことなのだろうか…??