囲碁の「厚み」

2010年8月25日付朝日新聞朝刊に、第35期囲碁名人戦七番勝負の記事があった。


わたしは囲碁五目並べ以外、まっっったく分からないのだが、
分からんのに読んでると、ふと、史上最年少プロで話題になった藤沢里菜さん(11)の
コメントの下記の一文に目がとまった。



  私は厚みを生かせないので高尾さん(注:今回の挑戦者)を尊敬しています。



小学生なのにしっかりコメントしつつ、この「厚み」ということばにひっかかる。
なんだろう? 彼女は(なんかしらんけど)囲碁に「厚み」があって、でもそれを生かせないでいるのだろうか。


そして次はアマ名人の常石隆志さん(19)のコメントだったが、ここにも


  4年前、名人になった頃の高尾九段の語を何度も並べて、自分の碁が厚くなりました。



と、問題の「厚み」がでてきた。


なんか、深みが出てきた、とかいう表現なら分かるんだけど、
この「厚み」は、この業界特有の言い方なのかなあ、と思った。
なんなんだろう、囲碁する人なら分かるのだろうか??


(ちなみに三つめは話題の冲方丁氏のコメントだった)