『猫はこたつで丸くなる』読了

柴田よしき『猫はこたつで丸くなる 探偵猫 正太郎の冒険(3)』(光文社文庫)読了。


仕事帰りに古本屋に寄って、ツイッター(私はやってないけど)でときどき見かける
柴田氏の本を見かけたので買ってきて、その日のうちに読んでしまった。


いきなりシリーズものの途中巻だったけど、古本だから仕方ない。
でも、十分に楽しめた。


柴田氏のツイッターのアイコンは猫だけど、茶トラ。
この本の探偵さんは黒ねこで、ちょっと白が混ざっているみたい。


主人公はねこだけど、それを飼ってる人は女性ミステリー作家。
このヒトはわりといいかげんで、きまぐれで、好奇心たっぷりで、なまけもので
でもとっぴな発想をして、いっちょかみで、離婚歴あって、男関係は優柔不断。
登場人物も、作家とか編集者とか、そういう人たち。
それって、どこまで作者の日常を反映してるのかなあ、
などと思いながら、読んでました。


さすが、ねこの一挙手一投足の描写は、
ねこを飼っている人ならではの観察力だなあと。
いぬとの会話もおもしろい!
動物同士では会話できるけど、人間には通じない。
そのへんのしばりがいいなあと。
(簡単に猫と会話されるのはなんだかなあと思うタイプなんです)


ねこなりの人生観(猫生観?)がときおり披露されるのも興味深かった。


ぜひ、前後の巻も読んでみたいです。


猫はこたつで丸くなる  探偵猫  正太郎の冒険(3) (光文社文庫)

猫はこたつで丸くなる 探偵猫 正太郎の冒険(3) (光文社文庫)