お気に入り短歌&俳句

この日付の朝日新聞朝刊「歌壇」「俳壇」より

・「東京もお金の単位は『円』ですか」修学旅行についての質問(青森県 吉田さん)
【馬場あき子評:第三首の生徒の問いは風刺的でさえある。東京はもしやドル流通か】
→中学生?高校生?

・「まん中の栗の実みたいにぺしゃんこなの」三姉妹の次女そんなことはない(東京都 上田さん)
→本人がそうなのかあるいは周囲の子へのフォローか。

・新聞の暗いニュースは破り捨て燃やしたいけど資源ゴミへ出す(東京都 笠井さん)
→最後のフレーズが現実感あるなあと思う。

・ややややややややややややややややや やが九十個並びて終わる(八尾市 水野さん)
【高野公彦評:第一首、先月の大相撲秋場所は幕内で全休三人のほか五人が休場し、「や」は合計九〇個に達した】
→評をみるまでなんのことか分からなかった。「志布志市志布志志布志・・・」という短歌があったのを思い出す。

・弦楽の音の水位の上がり来てトランペットのソロを呑み込む(可児市 前川さん)
→情景がありありと浮かんだ!

・猫逝つてしまつてひとり草の花(川越市 佐藤さん)
→さみしい。