お気に入り短歌&俳句

この日付の朝日新聞朝刊「俳壇&歌壇」より

・母を追ふ幼子だけが蚊に喰はれ(つくば市 今橋さん)
・全力で力士全力で扇風機(東京都 たなべさん)
・ひらがなを覚えたばかりの子が絵本読み聞かせするカメのマキオに(和泉市 星田さん)

こどもは体温が高いからか蚊に「喰」われやすいような気がする(地元では「蚊にかまれる」と言っていたような気がするが気のせいかも知れない)。お相撲さんも体温が高そう。扇風機も全力で冷やさねばならない。一方、マキオはこのブログで使っているのらねこに(私が勝手に)付けていた名前だったので、つい目をとめてしまった。ねこのマキオは前髪(のように見える前頭部のもよう)が向井万起男のようだったので命名したが、このカメはなぜマキオなのだろうか。


最後に。

・あるものを無いと言い伏すは序曲あり無いをあるとする恐怖社会の(岡崎市 佐野さん)
永田和宏評:森友・加計問題の政府の対応には呆れるばかり。二、三首目はある筈のものを確認できないとする強弁への批判だが、佐野氏はその先を見据えて「無いをあるとする」社会の到来を怖れると詠う。もちろん共謀罪への危惧である】

今日の朝刊(7/6付)に

辞めろコール「共謀罪で逮捕」 自民議員が「いいね!」

という記事。意に沿わないものは逮捕するとい恐怖社会はすでに始まっている。