「手話語」授業スタート/中吊り広告の撮影

●この日付の朝日新聞朝刊より
「手話語」授業、スタート 北海道・石狩翔陽高校、今年度から 差別された歴史も学ぶ
http://www.asahi.com/articles/DA3S12949458.html

手話ばかりでは無く、アイヌ語も学ぶという。

手話とアイヌ語。このふたつは、アイヌ語が事実上禁止されてきたこと、そして、ろう教育が「口話」に偏重し、手話が遠ざけられてきた、という共通点があるそうだ。
北海道ならではの視点だなあと思う。


きっかけは、「選択科目に中国語やロシア語はあるのに、どうして『手話語』はないんですか」という学生の質問だったという。この子は中学生から手話を学んできたらしい。

私はある本で手話は日本語とは違う第2の言語、という考え方は知っていた。
しかし、この高校生のような発想は無かった。
やはり、学びによって獲得される新しい視点は素晴らしいなと思うのだ。


●通勤中、阪急に乗り換える。

駅に停車していた電車に乗り込んでひといきついたとき、あやしい男性の存在に気づいた。
スーツ姿で、電車内の中吊り広告の写真を撮っている。表から撮影したら、次は裏から。そして次の広告へ。

最近、文春やら新潮やらで、どっちかがどっちかの電車の中吊り広告を入手してたとかなんとか、うろ覚えだがそんな話を思い出した。でも、それにしては堂々と写真を撮っている。

男性はだんだんこちらに近づいてきて、いま私の目の前の中吊り広告を撮っている。ふと、その男性が赤い腕章をしているのに気づいた。阪急なんたら、と書いてある。

たぶん、車内の広告を担当している部署か子会社かしらんけど、「ちゃんと掲載してますよ」とスポンサーに証拠写真を送るとかそういう事情なのかな、と思った。