お気に入り短歌/事故防止へ 心のバリアフリー

●この日付の朝日新聞朝刊「歌壇」より

・息切らし帰りたる子のラガーバックそっと開けば捨て猫出でくる(さいたま市 齋藤さん)
→「開ければ〜出てくる」じゃなく「開けば〜出でくる」か。
 さてそれからどうする? ということを私は知らない。いまはねこは飼えないからだ。
 でもいつか、いきばのないねこを家にひきとれるようになれる日が来ることを信じることにしよう。


●同紙朝刊:事故防止へ 心のバリアフリー

ルポ・視覚障害者と電車・バス 命の危険と隣り合わせ
http://www.asahi.com/articles/ASK1Z2V7KK1ZUBQU006.html


御堂筋線とかで盲導犬連れている女性への同行取材。この視覚障害者の方、もしかしたら私はお見かけしたことがあるかもしれない。ときどき御堂筋線盲導犬を見るんです。女性の前にぺったりとすわって、みんな息を詰めて、あるいは興味深そうに犬を見ている。いちど、犬が乗客の女性に甘えてて、その女性が固まってて、でも誰もただ見つめていて、飼い主の女性は気づかないで、そのうちどこかの駅で降りていったことがあった。だいたい盲導犬はいい子にしてるから、きっとどうしてもその乗客に甘えたかったんだろう。私は、この光景をほんとうに切ない気持ちで見てたのだった。