重いカバン

先週のBodyChance(アレクサンダーテクニークの教室)のレッスンで、重いカバンを持つレッスンをやっていただいた。この日は午後に学校があり、特にでっかいカバンを持って行ったので、そのついでにお願いしたのだ。

コツはプライマリーコントロールを基礎として、さらに股関節の使い方でカバンの重みをしっかり感じること、両腕を使って支えること、歩きながらではなく、できればいったん止まること、カバンを肩に掛ける(私はそのように持っているので)ときにしっかり両手でかけ、ぴょんと飛んだりしてかけなおすということはしないこと。

学校にいくたびにこのことについて考えようと思うが、さらに、別の方もおなじアクティビティをしたいということで、この日のご自分のカバンは重くないからと、私のカバンを使ってやってらっしゃったが、そうやって、人がかける自分のカバンを客観的に眺めると、色がこすけてなんともみすぼらしく見えたのだ。

このカバンは中国語講師が決まった2002年の3月に、梅田のあちこちをさんざんうろうろしたすえに買ったもの。1万くらいだったが、私にとっては安い買い物ではない。外見はかなりやぼったいけど、現在までもう10年以上働いてくれている丈夫なカバンだ。


そこで、この日にハンズに寄って、革製品全般に使える「保革(栄養)/防水/ツヤ出し/補色」クリームを買ってきた。ちょっと高かったけど、靴にも使えるし、カバンを買い換えるよりいいと思って。これまで一度も手入れをしたことがなかったカバンが、すこしよみがえったような気がした。主成分である蜜ろうの香りが、ちょっと心地よかった。