この日付の朝日新聞朝刊「俳壇」＆「歌壇」より
・猫の恋朝は残飯漁りけり（秩父市 浅賀さん）
【金子兜太評：十句目浅賀氏。「恋」と「残飯」と。】
・飼猫の野性を誘ふ雀の子（東京都 岡村さん）
・木々すべて吹き飛ぶような風の日に熊笹の中に猫の顔あり（高崎市 門倉さん）
・ありふれた名字に嫁いだかなしさよ１０８円でハンコが買える（浜松市 石田さん）
春になりねこが躍動している。石田さんと逆の思いなら何度かしたことがあるけど。すなわち「ありふれた名字」だからこそハンコを買ってなんとかしのいだ、というような。
