お気に入り短歌
この日付の朝日新聞朝刊「俳壇」より
・公民館の裏の歌壇の外側に埋められた小鳥芽吹きはじめる(神奈川県 九螺さん)
→永田和宏・佐佐木幸綱共選。なんといっても「小鳥芽吹きはじめる」がインパクト大で、うすら怖くもあり、命の連鎖を感じてもみたり・・・。
・午前五時腹が減ったかキツツキがやけくそ気味に橅の木叩く(新潟県 涌井さん)
→こっちは打って変わって「くすり」タイプ。そういえばセミも6時前とか夜中に急に鳴きはじめて急に鳴き終わることもあるが、あれも、この句を見たあとは「やけくそ気味」に聞こえてしまうと思う。
・幸せそう友のスマホの待ち受けはアイドルに代わり太目の旦那(東京都 上田さん)
→太目・・・。まあそういうことも気軽にいえる仲だからこそできた句だとは思うんだけど、上田さん、友達とケンカしないか勝手に心配。