お気に入り短歌

この日付の朝日新聞朝刊歌壇より。


・野良猫がいつしか赤い首輪つけ飼い猫となる深みゆく秋(熊本市 徳丸さん)

きっと、警戒心のつよいのらちゃんを少しずつ慣らしていって、仲良しになって、いつしか一緒に帰ったんだろうなと思うと、心があたたかくなる。よかったね。あったかいおうちで眠れるね。


やまいだれまとった羊が攻めてくる乾燥している首、脛、背中(新潟市 太田さん)
実際には「やまいだれ」は漢字の部首がそのまま印刷されていて、それに「やまいだれ」とルビが振ってあった。温厚そうな羊は実は怖いという「動物のお医者さん」の羊突進エピソードがオーバーラップしてちょっと怖かった。