マンガのような身体の使い方

この日付けの朝日新聞朝刊スポーツ欄に、内村航平の記事が載っていた。本番に痛み止め2錠を飲むほどの最悪のコンディションだったが、どう乗り切ったか。


ここには、つり輪の力技を例に「最も痛い肩の前側の筋肉を使わず、肩甲骨を寄せて静止させた」とあった。つまり、ある動作に使う筋肉を痛めたから、別の部位を使って同じ動作をした、ということである。これについて、今井コーチのコメント「まさに自分の体を操る。漫画のような話。内村にしかできない」が載っていた。


たとえば誰だか忘れたが、背骨を一本一本動かせるとか?なんかすごい話を読んだり聞いたりしたことがあるが、これも、自分の体の感覚と解剖学的な知見が完全にリンクしているということではないかと思う。しかもこの解剖学はとまっているのではなく、「動きの解剖学」なのだ。私は読んでも読んでもなかなか頭に入ってこないが、やはり日常的に身体をめいっぱい、しかもそれをかなり深いところまで意識しながら使っている、ということが関わってくるのだろうか。