鉄道に熱湯

この日付の朝日新聞別刷「Globe」はシベリア鉄道の特集だった。もちろん私は乗ったことなど無いのだが、なんというか、記事を読んだり写真を見たりしていると、懐かしさがこみ上げてくる。中国の寝台車ととても似ているのだ。なかでも「おっ」と思ったのは下の記事。

食堂車を使う乗客はごく一部。多くは旅行中の全食事を持ち込み、自席で食べる。各車両ともお湯は豊富にあるため、カップラーメンが人気。私たちもずいぶんお世話になった。


そうそう、私も一度、康師夫を食べたことがあった。カップをあけると中にフォークがあるから、箸を携帯してなくてもOKなのだ。このことを思い出すたびに、日本でカップ麺を持ち込んで列車にのって、中にお湯がないことに絶望する中国人、あるいは用意周到にお湯を持ち込んでほくほくとフタをあけると、フォークがないことに絶望する中国人……等々を、ついつい妄想してしまう。


しかしまあ、車輌中でお湯が使い放題なんて、中国だけかと思っていた。なんだろう、共産圏の長距離列車には必須アイテムなのか、それとも、昔は日本だろうがアメリカだろうが(しらんけど)お湯があったのだろうか。