梁武帝の書


2012年1月10日付の朝日新聞夕刊に、第56回現代書道二十人展の記事があって、私は書は分からないのだが、
「龍跳天門 虎臥鳳閣」梁武帝
と書いてある書を見た。ん、梁武帝とこの言葉にどういう関連があるのか疑問に思って調べてみると、梁武帝王羲之の書を評してこのように言ったらしい。


書道は高校に入る前にやめたが、小学生のころからやっていたからだいたい10年くらいは習っていたかな、という感じ。何年生から始めたか忘れてしまった。きょう、中国に送る年賀状(贺卡)に近況を添えようと、四苦八苦して作文していた。


そしてあと2枚残ったが、あまりにも書くことがないから、とりあえずめでたい字をでっかく入れてスペースを埋めようと、インクのでなくなった筆ペンに墨汁をつけて、「龍年吉祥 萬事如意」をでかでかと書いてみた。


ほんなら、バランスが崩れまくってあまりにも変だったので、泣く泣く1セット262円のグリーティングカードを廃棄し、そしてあらためて姿勢を正して、書と向き合ってみた。


きちんと穂先をととのえ、姿勢を正し、一画一画を慎重に、しかし筆勢を失わないように集中して書いていく。でも、それだけだと文字同士のバランスが悪くなるので、全体を見渡しながら書かなければいけない。確かに、書道って難しい。小学生が必死で書いたような無様な出来映えになってしまったが、でも、とりあえず残りの2通書き上げ、十四を書き、封をした。たまっていた仕事が一つだけだが終わった。


たまにはこうやって書道をやってみるのもいいかも。筆ペンの使い古しじゃなくて、ちゃんとした筆を買おうかな、とちらっと思ったけど、でも1年に1回しか使わないもんなあ・・・。



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蘭亭には行ったよ!! 田舎だったよ!

臨書を楽しむ〈4〉王羲之 蘭亭叙

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