大阪の新旧
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西九条から橋を渡り、迷いながらえんえんと歩いて此花区へ。
ちらっとねこが通り過ぎていった。危うく迷いかけたが、ケータイのナビ機能で事なきを得る。やれやれ。
此花区では、だだっぴろい道路にトラックがばんばんゆきかう。
旧大阪市恩貴島(おきじま)国民学校の跡地を見る。
いまは中学校になっていた。
帰りはJR安治川口から。人の少ない駅、車窓の風景はのんびりしてどこか懐かしい感じ。このまま鶴橋へ。
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JR鶴橋につくと、グーグルマップが示した道をぐにゃぐにゃと行って(途中で高津高校を通る)、上町まで出た。
メモを見るといろいろな発見があったようである。
・痔の寺:十★寺、というらしいが、★のところのメモがくさかんむり以外読めない。
・片山北海・入江昌喜の墓
・熊野街道
・不思議な光景:びっくりして立ち止まってパチリ。あとで聞いたら、このへんは昔神社の跡地で、道路を通す時に木を切ろうとしたら人が死んだので、ここだけ残して両側に道路を造ったという。
・空堀商店街:噂には聞いていたが、現地に行ったのは初めて。
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帰りはすっかり暗くなったので、ちょっと遠回りであるが、谷町筋を南下し、千日前通りまで出たらそこをずっと東へ向かい、鶴橋まで出ることにする。
この千日前通り、最初はだだっぴろく、特に近鉄があるあたりはにぎわっていて(久しぶりにハイハイタウンや北京料理・百楽を見た)、特にシェトラン都ホテル大阪のスケールのでかさは、まるで北京の王府井かと錯覚しそうだった。
しかしそこを通り過ぎると、いつのまにか道幅がぐっと狭くなり、あの鶴橋の猥雑な店並みにとってかわる。
その変化は、同じ通りをちょっとだけ行っただけとはとても思えないほどのものすごいギャップだった。