靴また崩壊

今日は嵐の前の静けさというか、連休にかけて立て続けに仕事になる前の、貴重な一日オフだった。頭の中のやることリストは一杯だ。まずは洗濯したかったが天気が悪かったので明日に回し、金曜の公民館での演奏の準備をしながら、来週月曜に某大学の某クラスで行う中国語の小テストを完成させた。


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そのあと靴修理と銀行とクリーニングとツタヤの更新のため外出。
靴修理といっても、数日前に壊れたローファーとはまた別のものだ。ローファーがあかんかったので、家に戻って慌てて履き替えたのが通販生活の「はだしパンプス」だったのだが、これもやばくなっていたことに気づいたのだった。つま先のエナメルと皮、左足だけはがれかけている。もう、覚えていないほど昔に買ったのだが、十分もとをとったうえ、さらにおつりがくるほど履きつぶしたパンプスだったが、わりとラクなので、いつも修理してもらうところに持って行ってもらうことにした。


しかし、お店の人曰く、もし修理しても、縫い目がけっこう目立つようになるため、どうしても、というなら縫うけど、気になるならこのままのほうがよいとアドバイスされたので、そのまま持って帰った。


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次に銀行に行ったけど、まだお金は入っておらず(給与明細はもらったのだが)、ツタヤはカウンターの前まできてやっと更新ハガキだけを持っていってカードを忘れたことに気づく。無事に終わったのはクリーニングの用事だけだった。店からでると、雨脚がだんだんひどくなっていた。


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帰宅後、エエ加減に掃除などしながら、夕食の支度をすませ、あとは家の人の帰宅を待って火を入れるだけ、という状態にしたあと、弱音器をつけてこそこそと練習し、日曜に演奏する曲を通しで弾いてみるとなんか似たようなテイストの曲が続いていることに気づき、ちょっと曲順を変えたりして、また練習の時間が短くなる。ほんとうは練習、さらに二胡教科書翻訳の仕事を最優先にしなければならないのだが、どうしてもこの一番大切で大事なことが、かえって一番おざなり(なおざり?)になってしまうのだ・・・。ダメだダメだ、私は何をやっているのだろう、こうやって今日一日を振りかえってみると、自己嫌悪で一杯になってしまうのだ。



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一方で、ある曲についていろいろな人の演奏を聴きながら、私はどうやってこの曲を料理しようかと考えていて、ふと、いぜんはこうじゃなかったなあと思う。これについても、ちょっと書き留めておきたい。


かつて私の先生が「みんなでやるのもいいけど、一人だと自由にやれるから」とおっしゃっていたことを思い出す。


たしかに、これまでは譜面に頼ってひいていた。特に楽団だと、同じ弓遣いで、同じテンポで、譜面に忠実にひかなければいけない。もちろん、機械で再生するようなものではないことは分かっているけど、いまの私はまったく逆だ。いつのまにか、いかに譜面と違うことをするか、いかにお手本と違うようにひくか、を考えていることに気づく。


そして、まがりなりにも一人で演奏する機会がひろがったのは、最近、多くのカラオケCDを出版してくれているからだということにも気づく。


ほんと、伴奏も無かったし、自分の技術も(いまもひどいけど)前はもっとひどかった。これまでも情けない演奏をたくさんしてきた。いったいどれだけの方に謝らなければならないかと思うと、気が遠くなる。でも、そうやって自分が恥をかき人に迷惑をかけないとどうしても身につかないないものもあるのは事実である・・・。


これは中国語の授業についてもそうだけど、いくら練習や脳内シミュレーションをかさね、完璧にしてから人前で演奏したり授業をしたりするなんて所詮ムリなのだ。人は失敗しつつ成長していくしかないのだ。



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●きょうの夕食
Cpicon 鮭のごまみそホイル焼き by kokokuma

ちょっとキャベツが多すぎて水っぽくなってしまった。家の人から、キャベツの量を減らし、なんかキノコを入れればいいのではないかというナイスなアドバイスをいただいた。