マルドゥック・フラグメンツ

昨日通勤中に読み終わった・・といっても、ほんの数10ページ残したまま、読み残していたものだ。

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短編集+作者へのロング・インタビューなのだが、やっぱ先に長編読んでたほうがよいよね、とも思うし、でも、読んでなくても楽しいのかもしれない。ロング・インタビューは、筆者のこだわりとか考え方とか、そういうの読んでておもしろいけど、でもでも、私のような生半可な本読みは、おそらく、ここで書かれていることも半分しか分かっていないな、と心のどこかで悟りながら読んでいる感じ。まだ完成されてない作品についても語っておられるけど、これは読んでから読んだ方がいいのか、読む前に読んだ方がいいのか、いちばんいいのは、まず作品を読んで、それからインタビューを読んで、もっかい読み直すことだろうなあと思う。


冲方丁の作品を読むときは、いつもこの人は英語がすっごくできるひとなのかな、と思いながら読んでます(これは●ドゥックシリーズ第1作からそう思ってた)。英語でなんとはなしにつぶやくとふっと韻を踏んでしまう、そのくらいの英語脳を持っている人ちゃうかと。これが艱難辛苦して考えたものだとすると、それはそれですごいけど。


私は1作目が一番好き。命の危機にあって、そういう異能の人に守ってもらえるなら、私なら渡りに船とばかり「すべておまかせ」モードになってしまうと思うのに、主人公の女性は彼らと敵に振り回されながらもきっぱり自分の主張を通す芯の強い女性だから。すごいな〜。


あと315ページの「魔天楼」というのは誤植なのだろうか。敢えて「魔」、なのだろうか、というどうでもいいことが気になってしまった。