2011年朝日新聞朝刊 週間アジア アジアを語る
 ジュディ・オングさんに聞く 震災支援、広がっていく



この記事でジュディ・オングが紹介していたエピソードがおもしろかった。
・北京の音楽祭に出演した時、喜納昌吉の「花」が演奏されると、日本人女性と中国人女性がそれぞれ日本語と中国語で歌をくちずさみ、互いに顔を見合わせて友情が芽生えたそう。
・その後中国人女性から自宅に招待される。縦に並べた箸を見て、文化の違いを体感する。
私も呼ばれたことはあるけど、ヒトによって印象に残るモノが違うなあ、と、文化ならぬ「感覚の違い」を感じた。


また1999年9月の台湾大地震のとき、大勢の日本人がかけつけたことに触れた後、東日本大震災に対し、台湾の親日家が「大好きなお兄ちゃん(日本)が大変だ、震災という病をどう克服するのか」と心配した、という。とてもほほえましいエピソードだけれど、「お兄ちゃん」という呼び方に、たぶん半世紀以上もの二国の歴史的なかかわりが背景にあるのかな、と思うと、なんともいえない気持ちになったりした。