ディック追記

2010/06/17の日記にあいまいに書いていた
ディックの新訳の詳細が判明しました。


それは、フィリップ・K・ディック『未来医師』
60年ぶりの新作、じゃなくて、1960年発表の作品の初訳。


ほぼ全作品が邦訳された作家の久々の“新刊”だそうです。


***


私は家の人がもらってきたディックの大量の文庫本を
1年くらいかけて読破したことがあります。


末期の3部作とか、ほんまに読むのがつらくてつらくて
たまらなかったような記憶が。だって、ほんっとううにワケわかんなかったもん…。


  んで、読後感がさわやかだったのは『アルファ系衛星の氏族たち』、


  なんか涙がこぼれそうだったのは『暗闇のスキャナー』、


  わくわくする活劇?と思って完全に肩すかしを食らったのが『ユービック』だったかな。


  ページをめくったとたん“食っとるやんけ〜”と大爆笑したのは
  「ウーブ身重く横たわる」(『パーキー・パットの日々 ディック傑作集1』収録)でした。


未来医師 (創元SF文庫)

未来医師 (創元SF文庫)


アルファ系衛星の氏族たち (サンリオSF文庫)

アルファ系衛星の氏族たち (サンリオSF文庫)



ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)

ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)


ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)

ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)