お気に入り俳句&短歌

今日付の朝日新聞朝刊「俳壇」「歌壇」より

・花咲かぬ桐の樹猫がかたはらに(川口市 青柳さん)
・猫だって五月の空を見上げればくしゃみもでるしせつなくもなる(青森市 藤田さん)
→ねこのいる風景。

・サンヤオ(山薬)と呼ばれて零下20度の雪から長芋台湾に行く(甲府市 沢井さん)
→「shān」が「サン」になるのはやはり台湾(というか南方)なまりだなあと思う。

・ゲノムから複顔(ふくがん)された縄文人父方の伯母そつくりだつた(渋川市 木暮さん)
→これって場合によってはありがたくないかも・・・。

・今もまだ不正の有無の審議中もう大学が出来てる不思議(近江八幡市 寺下さん)
→不思議。

・国会の空費されいし一年に藤井四段は七段となる(水戸市 中原さん)
→ほんとだったら一年前に終わっていたことを隠しごまかししたあげくの無駄な一年に比べて藤井さんの充実度ときたら。

お気に入り俳句&短歌

この日付の朝日新聞朝刊「俳壇&歌壇」より

・先に名を決めて子猫を選びけり(塩尻市 古厩さん)
→妹のとこも歴代とらちゃんなので、そんな感じかな?

・野良猫も狸も蛇も逃げ出して解体すすむ初夏の山寺(さいたま市 斎藤さん)
→こちらも家が取り壊された時、さすがに狸はいないだろうけど、「ここに住み着いてた野良ちゃんどこにいったのかな?」とちょっと思いをはせたりする。そういえば、中で猫らしき動物がバタバタ駆け回っていた文化住宅があったけど、それが取り壊された時はどうだったんだろう。解体屋さんが入っていった時、びゅん、と猫が飛び出してきたんだろうか?

お気に入り短歌

この日付の朝日新聞朝刊「歌壇」より

・日曜のたびに流るる二胡の音(ね)は故国を偲ぶ留学生が弾く(松本市 須貝さん)
→「二胡」も日本でけっこうポピュラーになってきたのかな。

・忖度とおもねりの差は如何ばかり猫も思案の国の行く末(上尾市 鈴木さん)
→なぜここにねこがでてくるのか。「猫も思案の」という言い回しがポピュラーなのか

・かも鹿の脚と自賛せし弟よ特注サイズの柩に眠る(高槻市 梅原さん)
→下七で衝撃。

お気に入り短歌

この日付の朝日新聞朝刊「歌壇」より

・お互いに驚き止まる冬の山にんげん一人とカモシカ一頭(島田市 柿本さん)
→さすがにカモシカはないけど、ねことはよくある。お互いに相手の存在を気づかずに近づいてしまい、お互いびびる。

童謡の100年


この日付の朝日新聞朝刊書評。
童謡の百年〜なぜ「心のふるさと」になったのか

2018年は童謡百年だとか。
書評を読むと、「心のふるさと」という「なごむ」「懐かしむ」というのどかなイメージとはうらはらな、なにかきな臭いものが漂う。唱歌・童謡のもつ残虐性(童謡「金魚」のようなこどもの残虐性)や、国家権力が示すナショナリズムと一体化しがちな危うさなど、負の面もみつめなければいけないなあと思う。

世界がひとつになるまで&飼育小屋

●この二胡譜面を作りました。保育園か幼稚園の卒園式で歌われたそうです。

世界がひとつになるまで
https://www.youtube.com/watch?v=ozFNBpYYE2E


●この日の「武田和歌子ぴたっと」にでていた小林未郁(みか。こんな字なんだ!)という歌手の「飼育小屋」という歌がなんかすごく印象に残った。あと、ここしばらく木曜の「Billboardランキング」に登場する米津玄師(再度、こんな字なんだ! しかもよねつかやと思ってた)の「lemon」という曲、ドラマの主題歌らしいが、「エイ!」みたいな子どもの声が入るのがすごく気になる。