中国人留学生の人命救助
●この日付の朝日新聞朝刊によると、９月16日、台風で増水した淀川に転落した９歳の子を中国人留学生が救助したという記事があった（翌日朝刊の続報もあり）。
↓こちらは毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20130918k0000e040216000c.html
この方はいまはコンビニでバイトしていて、来春に大阪市立大学大学院博士課程に進学予定らしい。
日中関係がこじれまくっている昨今、自分が死ぬかも知れない濁流のなかによく飛び込んだなあと感動したが、そのあと、「しかしよく泳げたなあ」と。というのは、中国には体育の授業に水泳がないところがほとんどで、泳げる人がけっこう少ないからだ。しかし、その謎は翌日の続報で氷解した。彼は毎日のようにプールで泳いでいて、泳ぎに自信があったということだった。
それにしても、プールと河ではまったく違う。16日に見た大和川は、ピークは過ぎたというものの、いつもよりも水かさが増し、場所によってはぞっとするような渦を巻いて流れていた。淀川もどうようにすごかっただろう。あの中に飛び込んだ彼の勇気は、ほんとうに素晴らしいものだと思った。
●この日の夕刊には、タイタニックのバイオリンが発見されたという興味深い記事もあった。あの、乗客を励ますため、最後まで演奏していたという楽団員のものである。
http://www.asahi.com/international/update/0917/TKY201309170030.html
弦は２本しか残ってなくて（糸巻きも２つだけになっているようだった）、ｆ字孔からひび割れが走っていた。
これを送った婚約者の女性は、夫となる人が死んだあと、一生独身を貫いたという。
