かゆいねこ

お散歩コースにいる、どたっとしたでぶねこ(のらのくせに)を久しぶりに見つけたので、なでなでしようと思ったら、どうも落ち着きがない。体を反らしてのらりくらりと避けるから、なでられるのイヤなのかなと思って、それでも首の下をこちょこちょしてみたら、その場でごろんとねっころがって、裏返った。


あれ、やっぱさわってもらいたいのかなと、さらにおなかをなでなでしたら、あっちにごろん、こっちにごろんと、さかんに寝返りする。耳の後ろから血が出ている。もしかして、ねこ疥癬かなんかにかかっているのだろうか。とてもからだがかゆいらしい。


ねこから離れ、お散歩のつづきをしようとすると、後ろ足で耳の後ろを盛んにかいた。ああ、あれがきずになってしまっているのかもしれない、かわいそうに、と思いながら離れていくと、ねこがついてきた。なので、まだなでられたりないのかな、と思ったらよける。なんやねん、どっちやねん、と思いながら「バイバイ」して歩き出すと。またついてくる。ふだんは私が離れてもどっしりと寝たままのねこなのに、きょうはいつまでもいつまでもついてくる。


ごめんねごめんね、とあやまりたおしながらその場を離れた。
スーパーについたら、ねこかいせん?がうつらないよう、ねこをさわった右手を使わずに買い物をした。



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2匹目の不敵そうなねこが好き。元気市場のブルーシートねこににてる。


でカルカンだが、ねこに「舌平目添え」って、いったいねこ界に何がおこっているのだろう・・・