鹿児島の焼酎「黒石岳」

鹿児島空港のおみやげうりばにて。


なにかしら焼酎を買おうという家の人に、店員さんがさりげなく近寄ってきて、
アドバイスをはじめる。


ふつうは「いえいえ」と丁寧に店員さんを遠ざける(ようなイメージの)家の人も
決め手がなくて考えあぐねていたのか、好みをさぐろうとする店員さんの会話に
すなおにのっていた。


店員さんは焼酎に使われている麹の違いに言及した。そして勧められたのがコレ。


おどろいたことに、試飲用の瓶のふたをあけて、店員さんににおいをかがせてもらったとたん、
あれだけ迷っていた家の人が即決した。


私もかがせてもらった。とうぜん、芋焼酎なので芋のよい香りがするのだが、
これはさらに加え、非常にさわやかで、確かにおいしそう!!


そして実際、その勘は見事に当たっていたのだった。




しかし、家の人が「私費」で買ったこの酒が、私にちびちび盗み飲みされ、
やがて、いつのまにか空っぽになることなど、このときの彼には知るよしもない。