溜手曲

仕事前のほんのわずかの時間、
いま翻訳中のテキストから溜手曲を選び、
少し練習した。

これは、別名《堆(duī)宝塔》といい、
上行・下行のスケールに
ひとつずつ、音を増やしていくというもの。

この曲についての疑問点を監修の先生にうかがったとき
先生が、この《推宝塔》を美しく積み上げて(=推)いかれる様子に
本当に感動したからです。
(弓遣いの確認のためにうかがったのですが、
譜面を見ずとも、もう、「手が覚える」という状態でした)

そのへんの基礎練習がほんとうに
わたしに足りていないなあと思って。


しかしまあ、
ひとゆみに2往復のスケール(1往復は1オクターブ+α)が
なんて難しいこと。

ときおり指遣いがかわる左手ももちろんですが、
右手の方もほんとうに持たない。

かといって、これ以上スピードをあげると、
左手がまにあわない。

まだ音が少なく、十分間に合う数ですら、
音がもごもごしたり、音程が変だったりで、
きれいにひけない。

本当に難しい…

MOVEMENT ~天と地と~

MOVEMENT ~天と地と~